今回、東京の文京シビックセンターにて行われた一般社団法人アルバ・エデュさん主催「第2回 地域活性・未来へつなげ！困りごと解決！プレゼンテーション大会」にガーデン利用児童2名が代表として参加させていただきました。

　2024年7月にオンライン（ZOOM）でのプレゼンテーション大会に参加し、プレゼンの知識や技術の初歩を学んだ2名がステップアップとして東京へ行き、対面でのプレゼンテーション大会に挑戦してきましたので、その模様をご報告させていただきます。

　一般社団法人アルバ・エデュとは‥子供の話す力を高めるため、プレゼン学習を軸に自治体や学校への教員研修やカリキュラムの提供を行い、心理的安全性のある学級経営を助ける活動を行う団体です。今回でキッズウィルガーデンとしては合計3回目のプレゼンテーション大会参加となりました。

　今回のテーマは、身の回りにある自分や地域の困りごとの解決方法を自分なりに深めて考えて、プレゼンを通じて相手に知っていただきアクションを起こしてもらおうという内容です。

　一人の子がテーマに選んだのは「居場所内の騒音や雑音に対する自分なりの解決方法」、もう一人の子は「煽ってきたりちょっかいをかけてくる子への対処法」というテーマでした。

　何度か事前授業やプレゼンチェックを受けながら、パワーポイントを完成させていきます。大人だったら何となくこういうゴールや結論に持っていきがちだよねとか、定型の綺麗事やセオリーにがんじがらめになっているという先入観に大人の私が気付かせていただき、子どものささやかでピュアなイメージや想いを伝えられるように一緒に取り組んでいきました。

　二人とも「こうあるべき」という大人のエゴやお約束には迎合しない、子どもらしい自由で奇想天外な発想を存分に発揮して、夢や想像力のあるプレゼンを作成してくれました。

　そして当日に向けて、毎日練習を積み重ねて、本番に向けて自信を深めていきました！

　12月のクリスマス当日に、新幹線に乗って東京にうかがいました。文京シビックセンターという区役所の26階が会場でした🎄

　会場には、私たち大町以外にも香川と徳島から現地参加の方々があり、オンライン上では北海道からの参加もありました。

　子どもたち、拠点の職員、アルバ・エデュさん、招待されたコメンテーター様方などおよそ40名程度の中で、リハーサルをしたり、交流したり、お菓子をむさぼったり、景色に驚嘆したり、サンタクロースが訪れたりと飽きません🎁

　いざ、プレゼンテーション大会が始まると子どもたちも緊張した面持ちで、他の子の上手なプレゼンを見つめていました。

　大町の子たちは3番目の順番で、待つ時間が長い分緊張感も高まりますが、あっという間にプレゼンの順番になりました💦 

　結果としては、二人とも大勢の前に出て、堂々と自分の積み上げてきたプレゼンを披露してポジティブなフィードバックをもらうことができました👍

　ずっと練習してきた顔を上げることや、声のメリハリ・抑揚、オノマトペなど積み重ねてきた成果が出せたかと思います🎉

　他の上手い子をみて見習いたい部分や、今回うまくできなかったことももちろんありましたが、実際に人がいる前でその人に聞いてもらうために、一人で逃げずに演台に立って最後までやり遂げたことは素晴らしい経験になったと思います。

✨120点満点でした！✨

　他の拠点のお子さんのプレゼンも本当に素晴らしく、かけがえのない成長の機会を頂いているなと思いました。

　子どもの目線の高さだからこそ表現できる、伝えられる想いがあるのだと感動しました。そして態度や暴力ではなく、自分の内側に燻る「朧げな何か」をちゃんと言葉に変換して意思表示することによって、豊かな対話やよりよい環境に繋がっていくのかなと感じます。プレゼンテーションという手段・アプローチを貰った子どもは、世界がまた違って見えてくるかもしれませんね。

　大人の私よりプレゼンの経験値がはるかに上の子どもたちの今後がますます楽しみになりました！

会場となった文京シビックセンターからの景色…大都会と巨人の卵。日向坂46のクリスマスライブ当日らしく、すごい人。